予病(予防)しよ

健康や病気にならないための予防策について発信しています。

ダイエットで失敗する理由はこれだ!ダイエットをするときに注意したほうがいいこと

 

f:id:nysnjkyt:20190223023340j:plain

 

女性なら誰しも一度は考えたことがあるダイエット

 

私も一時期ダイエットに力に入れていたけど、なかなか痩せれなかったです。

あれ、むしろ太ってる?なんて人もいるみたいですね。

 

ダイエットと言うと「食べない=痩せる」という考えをもたれる方がほとんどだと思いますが、これは間違いです。

正確には半分間違いです。

 

もちろん食べないことが痩せることに繋がる場合もありますが、必ずしも食べないことが痩せることに繋がるとは限りません。

またカロリーを抑えているのになかなか痩せれないと言う人もいますが、そこには原因があったのです。

 

今回はそんなダイエットに関する注意点をいくつか紹介していきます。

 

 

「食べない=痩せる」は間違い

食べない、つまり空腹状態を長くすることは痩せないどころか、太ってしまう原因にも繋がります。

 

もちろんダイエットの最初は、食べないとある程度は体重が落ちます。

しかし空腹状態を何度か繰り返していると体が飢餓状態に陥ってると錯覚して、通常より脂肪の燃焼が抑えられたり、エネルギーを脂肪として蓄えやすくなってしまうのです。

 

そのため過度な食事制限をすると「痩せにくい体質」になってしまいます。

 

最近では「間食ダイエット」なんものもありますよね。

あえて空腹時間をつくらず脂肪の燃焼効率をあげるダイエット法です。

 

このことからもわかるように、空腹状態を作ることが必ずしも痩せるではないですので覚えておきましょう。

 

 

カロリーを抑えればいいわけではない

カロリーを抑えているのにも関わらずなかなか痩せれない人も多いですよね。

実は単にカロリーを抑えればいいって訳ではないんです。

 

そもそもよく食品の栄養成分表に記載されているカロリーとはタンパク質、脂質、炭水化物の合計カロリーです。

 

平均800Kcalの食べ物が500Kcalであったとしても、炭水化物が450Kcal、タンパク質と脂質がそれぞれ25Kcalだとしたら、カロリー自体は減っているものの栄養が炭水化物に偏ってしまいます。

 

このように単にカロリーを減らすことだけを意識しても不健康の元になっていまい、結果それが痩せない原因になってしまいます。

大事なのは栄養のバランスを考えることです。

 

では実際にポテトチップスを例に栄養のバランスを見ていきましょう。

 

<ポテトチップス100gあたり>

カロリー・・・554Kcal

炭水化物・・・55g

脂質・・・35g

タンパク質・・・4.7g

 

まず栄養バランス(比率)の計算方法として、

1gあたりにタンパク質と炭水化物は4Kcal、脂質は9Kcal

のカロリーが含まれていますので、これを基に計算していきます。

 

炭水化物は

55g×4Kcal=220Kcal

これを総カロリーの554Kcalで割ると

220Kcal÷554Kcal×100%=39.7%

となります。

 

脂質とタンパク質も同じように計算していくと、

炭水化物39.7%、脂質56.8%、タンパク質3.4%となりました。

 

このようにポテトチップスは脂質が全体の半分以上を占めており、逆にタンパク質が圧倒的に少ないことがわかります。

理想的な栄養のバランスはタンパク質が13~20%、脂質が20~30%、炭水化物が50~65%とされているのでポテトチップスはかなり栄養のバランスが悪いと言えます。

 

このように栄養のバランスを考えないとなかなか痩せれない原因になるので注意しましょう。

しかし毎回こんな計算をするのも面倒なので主食(炭水化物)とおかず (脂質、タンパク質、ミネラルやビタミンなど)を1:1の割合で取ることを意識すると良いかと思います。

 

 

量を減らすことを意識し過ぎない

ダイエットと言うと食事制限、つまり量を減らすと言う考えをもつ人が多いですが、ただ量を減らすだけでは意味がありません。

 

上記の2つと重なる部分があるかもしれませんが、栄養を意識しないで食べる量を減らすと栄養が偏ってホルモンバランスが崩れり、ストレスがたまったりなど不健康になってしまいます。

リバウンドすることも珍しくありません。

 

よくお昼ご飯をお菓子だけ食べている人がいますが、非常に悪い例ですね。

さらにお菓子にはトランス脂肪酸が含まれたショートニングを使用しているものもあり体に良くないです。

 

トランス脂肪酸代謝を下げ、悪玉コレストロールを増やします。

これがポッコリお腹の原因になってしまうのです。

 

また、ADHDうつ病脳卒中など脳に悪影響を及ぼします。

さらには冠動脈性心疾患を引き起こし、それがさらなる病を呼び起こす原因になる可能性があるのです。

 

このように量を減らす事ばかりに意識を向け過ぎて栄養を無視していると、体に悪影響を及ぼしますので気をつけてください。

 

 

 

食べる順番を考える

f:id:nysnjkyt:20190223024954j:plain

食事を食べる順番も非常に大切です。

 

基本的には野菜から食べるのが良いとされています。

理由は食物繊維が豊富だからです。

 

食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにしてくれる働きがあります。

ダイエットにおいてこの血糖値を抑えることは非常に大事です。

 

人は血糖値をコントロールするためにインスリンというホルモンが分泌されますが、このインスリンは脂肪を蓄える働きがあります。

ですから炭水化物のような血糖値を急激に上昇させる物を最初に食べると太る原因になってしまうのです。

 

これを抑えるたにもまずは食物繊の豊富な野菜から食べることがダイエットの秘訣なのです。

 

 

食べるときはしっかり噛む

よく噛んで食べることも、ダイエットをする上では重要な要素です。

 

理由はよく噛むことで、消化の働きを助けるからです。

要は消化をしやすくなるのです。

 

人の体には消化酵素代謝酵素とうものが存在します。

 

消化酵素とは、その名の通り消化をするための酵素です。

代謝酵素とは、全身に栄養を行き渡らせる新陳代謝が上がったり、不要な物を体外に排出する働きがあります。

 

代謝酵素は食べ物から取り入れたカロリー(エネルギー)を脂肪として蓄えるのではなく、燃料として体や内臓を動かすためのエネルギーにしてくれます。

 

実はこの消化酵素代謝酵素は共働きができず、どちらかが稼働している場合はもう片方は休んでいます。

さらに代謝酵素より消化酵素の方が優先的に稼働します。

 

つまり食べ物を消化している間は痩にくい状態になっているのです。

ですからよく噛んで食べ物を消化している時間を減らすことがダイエットに繋がります。

 

 

食事制限にだけ頼り過ぎない

f:id:nysnjkyt:20190223023659j:plain

 

食べないことって楽ですよね。

でも食事制限だけのダイエットだと栄養が偏ったり、ストレスが溜まったりなど体に悪影響を及ぼうす場合があります。

 

ですから、きつくても運動をした方がいいでしょう。

また運動はさまざまな病気の予防にもなるのでおすすめす。

 

そんな運動ですが、無酸素運動有酸素運動がありますよね。

できればどちらもやった方がいいです。

 

無酸素運動は筋肉の量を増やしてくれます。

筋肉を増やすと発生する熱量が増えるので代謝が上がります。

上記でも説明しましたが、代謝をあげると脂肪が燃焼しやすくなるのでダイエットに効果的です。

 

有酸素運動は酸素を体内に取り込みます。

酸素は体内に取り込まれると脂肪を燃焼してくれるのでダイエットに繋がります。

太っている人がハァハァ言ってますが、あれは呼吸が浅く酸素を十分に取り込めていないので、脂肪が燃焼されにくくなっているからなんですね。

 

このように同じ運動でも無酸素と有酸素では全く違う働きをします。

 

筋肉をつけたいのであれば無酸素運動

つけたくないのであれば有酸素運動をするといいでしょう。

 

もしどちらも行う場合は無酸素運動有酸素運動の順番で行うといいです。

無酸素運動をすると成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンが分泌された後に有酸素運動を行うと脂肪の燃焼効率が上がります。

 

 


まとめ

以上ダイエットをする上での注意点をいくつかあげてきました。

 

ポイントは、

  • 食べないことが必ずしも痩せるとは限らない
  • 量やカロリーを減らすのではなく、栄養のバランスを考える
  • 食べる順番とよく噛むことを意識する
  • 食事制限だけではなく運動することも視野に入れる

 

ダイエットに限らずですが、無理のし過ぎは逆効果です。

無理なくできる範囲で行うのが早道だったりします。

 

人は一人ひとり違うので成果が出るまでの時間も違います。

マイペースでコツコツとやっていきましょう。

 

 

ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。